他人の幸せを自分のものにする。
あなたは今、幸福感を感じられていますか?
幸せと感じているなら大丈夫です。
でも、こんな経験ありませんか?
自分の事を充実していると言い聞かせても、偶然目に入った、とても幸福そうな恋人たちやファミリーを見過ごしたあと、
言い知れぬ、やり場のない寂しさと嫉妬に襲われたこと…。
人には、人生の波がある。
幸せな人たちを見て、自分のことが可哀想になって、無性に悲しい気分になることってあります。
悲しくて、悔しくて、思わず他人の不幸を望んでしまいそうになります。
誰でもそんなタイミングに居合わせれば、そうなるものです。
脳科学の研究でも、他人が失敗した時に、気持ち良くなるような部分が脳にはあることが分かっています。
だからいいと言っているわけではありません。
脳の前頭前野には良心の痛みを感じる部位もあるのですから。
他人の不幸を願う人間になんか、できることならなりたくありませんよね。
人生には波があります。
誰にでも、好調の時期と不調の時期はあるものです。
自分の不調な時期に、目の前を通り過ぎた誰かが偶然に、人生の好調な時期を過ごしていただけなのかもしれません。
目の前で幸せそうにしている人にも実は、あなたには想像もできないほどの不幸な過去があって、その不幸の底からじわじわと幸運を掴んで今、満面の笑顔をつくれるようになったのかもしれません。
そうなんですよ、きっと。
それなのに妬んだりして…。
あなたに好きな人がいたら、きっとそんなあなたのことを残念に思うことでしょう。
幸福な人にあやかろう
見出しに書いたことと逆の事を言いますが、
例えば、「口を逆ハの字にして眉毛を極限まで吊り上げた」何が不満でそういうなったか分からないような鬼のような表情の人が人波の中を歩いているのを見たら、あなたはどうしますか?
自分に何かが降りかかってきそうなら、目を背けると思いますが、そうでなければ不思議なもので、見ちゃうんです。その顔を。
あまりにも、場にそぐわないので、「なんだ?」てな感じで、グッと見てしまうのです。
そして表情がこちらに乗り移ってしまうのです。
まずいですね、これは。
不機嫌が伝染する感じで。
これを逆説的に考えれば、
笑顔の人を見たら笑顔にならなきゃおかしいのです。
幸せそうな人を見て妬んだだりするのは、相当捻くれているわけです。
可愛いものを見たら優しい気持ちにならなきゃおかしいのです。
可愛い犬や猫を見てじわっと心が癒されて幸福な気持ちになるのに、幸福そうな人たちを見て嫉妬する。
幸福な光景が自分にとってはストレスになるなんて。
これでは幸せは訪れません。
この悪循環を修正していきましょう。
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幸せそうな人を見て自分も同じように思う練習
自分を他人と比べずに、嫉妬しないための習慣を作りましょう。
これは、脳にストレスではなく幸福なホルモンを分泌させるためでもあります。
それは、幸せそうな人の心に乗り移ることです。
ほんとうに幸せそうなカップルがいたら、そのどちらかが、自分だと思って、幸せを頂戴するのです。
楽しそうに公園で遊んでる親子を見たら、お父さんお母さんに乗り移って、脳内で子供の父親、母親になり、自分の脳内の愛情ホルモンを放出して幸福感をもらうのです。
幸福な人に乗り移る。なんだか言い方が気持ち悪いですが、ちょっとした妄想するわけです。
これを頑張って3ヶ月やってみると変わってくるでしょう。
間違っても、鬼のような怖い表情にあなたが乗り移られないように気をつけましょう。
幸せなそうな人や恵まれた人を妬みそうになるのをグッとこらえてやってみましょう。
このほうが、妬むことよりどれほど脳に良いことか。
幸せな人の近くにいよう
自分が恵まれていないなあと感じていると、知らず知らずに似たような境遇の人間たちで集まってしまいます。
慰め合うことは一時的には心地よいものです。
ここから、同じ境遇同士で励ましあって幸福を目指すならそれは良い集団と言えます。
しかし、傷を舐め合うだけの仲間ならネガティヴな思考が変化することはないでしょう。
あなたは、思い切って幸福な人の近くにいるべきです。
今より幸福になろうとするなら、幸福な人の行動をより身近に感じられる距離にいられるようにしておくこと。
例としては良いかどうか分かりませんが、
なんて話を聞いたことがありませんか?
幸福感も、この話といっしょです。
ここで言っている幸福とは、物質的な豊かさという意味ではなくて、「幸福感」のことです。
この人の生き方、振る舞い方、いいなあと感じたら、真似してみましょう。
真似たときには、あなたの憧れた人とあなたは、同じ脳の回路で働きます。
だんだん自分も幸福になれるような気がしてきませんか?
さあ、明日からやってみましょう!