職場や学校で、なぜか、この人と接するときだけぎこちなくなってしまう。
なんだか苦手だなぁ。
そんな相手っていませんか?
他の人達とは普通になんの感情も持たずに「普通」に接することができるのに、Aさんが現れただけで、なぜだか対応がぎこちなくなってしまう。
どうしてでしょう。
そんな時に起こ心のモヤモヤを和らげる方法を提案します。
苦手な人との接し方で悩まないための習慣をつけるために。
ぎこちなくなるのはどちらのせい?
あの人が参戦すると、どうもこちらが不自然な状態になってしまう。
いったいどうしていつもこうなんだろう?
これは、自分とその人のどちらかに何らかの問題があるわけですが、そのモヤモヤ感を少しでも和らげるつもりで分析してみましょう。
自分に問題がある場合
ある特定の人にだけ、ぎこちない対応になってしまう場合を、仮にあなたのほうに問題があるとした場合に考えられることを挙げてみます。
その人が苦手だ
いきなり、あまりにもストレートな答えですが、人間の好き嫌いは誰にでもあります。
苦手だなあと思っていても、スムーズにコミュニケーションがとれる流石の人もいますが、大抵の人は、苦手だなあと感じている人とは距離をとります。
しかし、社会生活をする上では、嫌いな人とも触れ合わなければいけませんから、そこらへん、折り合いをつける必要がありますよね。
過去の体験が無意識に苦手意識に出てしまう
「なんか、あの人、苦手なんだよなぁ。」
という感覚は、実は自分でも覚えていないくらい過去の体験で刷り込まれている苦い記憶から来ています。
- その人の顔
- 表情の作り方
- 歩き方
- 喋り方
- 虐められた人
など、
自分が幼少期に嫌な思いをさせられた人に似ていると、無意識に拒否反応がでることがあります。
潜在意識の中に苦手意識ができているのです。
遺伝的な要素での苦手意識
DNAにそう記憶されているのです。
これは効果覿面で、猿が寄ってこないのだそうです。
回りくどいたとえですが、あなたが生まれ持ったDNAが相手を苦手に感じさせていることも考えられます。
それが、「なんか嫌な感じがする」の正体です。
それを相手に感じてしまっているのです。
相手を異性として意識し始める時に
相手が異性だと、なぜか自分を良く見せようとしますよね。
特に、この人には良く思われたいと思った時に限って、動きがぎこちなくなったりします。
ある男女混合のグループに、新しいメンバーが、後から1人遅れて加入してくる場合があります。
私が男だから男性目線で書きますが、その途中からグループに入ってきた人が、いちばん綺麗だったり可愛かったりした場合、男性陣はどうなるか?
なんだかそれまでと違って、ぎこちなくなってしまうのです。
人にもよりますが。
なぜでしょうね(笑)
心の中で、コミニュケーションを取れたらなあと思っている。
いくつかの要因で、その相手とは、ぎこちなくなってしまうのだけれど、自分は心のどこかで、「この人と上手くコミュニケーションが取れたらなぁ」と思っていると、よりいっそうやるせない気持ちになりますよね。
クールな態度の相手だとなおさら…。
無口そうで、クールな感じなのに、それでも、なんだか気になってしまう人っていますよね。
ミステリアスな魅力を放っている人。
なぜかそんな人に限って、いつも自分が通る通路で受け付けをしていたりする。
「こんなクールな人に受け付けなんかさすなよ。」
なんて思いながら、毎日その人の前を通って挨拶するわけですが、いつも冷えた空気が流れてしまう。
私の経験です。
要するにとっつきにくい人に対してでるこちらの気まずさです。
それでも、心の奥底に「仲良くなれたらなぁ」なんて思っています。
だから余計にやるせない。
相手に問題がある場合
ぎこちなくなるのには、相手の方のパーソナリティに問題がある場合もあります。
無理に自分に非を探して責めなくてもいい場合があります。
まあこれは、自分に問題がある場合の、裏返しに過ぎませんが。
相手がこちらを苦手な人だなぁと感じているのが分かる。
コミュニケーションをとる度に、「あ、この人、私のことを苦手なんだなぁ」と感じることがあります。
とか、
それ以来、なんだかとっつきにくい人に変わってしまった。
なんてことあります。
相手が既婚者で、こちらとのコミニュケーションを避けているようだ。
現代の社会状況では、小さな出来事でもハラスメントと紙一重の行為になってしまう事があります。
誤解で、他の部署に飛ばされたり、クビになってしまうことさえあります。
男の立場で言えば、職場でのちょっとした談笑でも、命取りになってしまうかもしれないので、言葉を選ぶことになります。
この逆もあります。
円満な家庭を持っている女性の中には、それを壊しちゃいけないという防衛本能から、男性とのコミュニケーションを避ける人がいます。(それは意識しすぎだと私は思うのですが)
超人見知りである
私もどちらかと言えば人見知りではありますが、沈黙が好きではないので、人に話しかけることはします。
話しかけて、少しでも会話を交わすと、それ以降、緊張感は取れるものです。
しかし、初めて会話をした後も、こちらに対して緊張感を崩さない人がいます。
その人が部屋に入って来る度にぎこちなくなります。
他の人と私が会話していると、決して会話に加わってこない。
これ、お互い様で、その人が誰かと話していると、私も会話に入って行く気になれません。
同じ部屋にいてこんな体験しました。
「〇〇さんって、なんか話しやすいですね。」
その女性、私とは、私がずいぶん前に一度話しかけたきり会話なし…。
おいおいおい…。
ごめんなさいね、話しにくくて…。
異性に対してからっきしダメな人(意識し過ぎ)
意識し過ぎて、異性と全然スムーズにコミュニケーションできない人がいます。
私もそのひとりでしたが、そんな人が相手だと、ぎこちないコミュニケーションというよりは、
「なんだ?!あいつ???」というような不快感に襲われます。
挨拶しても、リアクションがなかったり、顔を背けられたり。
たぶん心に闇を持っているのでしょう。
ぎこちなさに抗わない
ここからは、苦手な人と接する時のぎこちなさにどう対処するかという方法論となります。
ぎこちなさを無くそうと、あなたがもがく事がないようにする事が肝心です。
重大なことではないと知る
あなたには目標としているゴールがありますか?
自分にとってのゴールを設定していないと、日常の周りの出来事に自分の喜怒哀楽の理由を求めてしまいます。
例えば、周りの人の不機嫌に自分の1日がひどく影響を受けてしまったりします。
自分にゴール設定があれば、他人の不機嫌など、自分にとっては雑念に過ぎません。
対人関係でぎこちなさを感じるような出来事があったら、
と言ってすぐ忘れましょう。
コミニュケーションが取れなくても、相手に好感を持つ癖をつける。
これは苦手意識を和らげる発想の転換方法です。
苦手と言えども、相手を嫌わないようにしておけば、いつか何かが変わるかもしれませんからね。
いつか、思いもかけず自分の味方になってくれるかもしれませんよ。
それで、どうするかと言えば、
その人の良いところを見つけることです。
心の中で
などと気を送ってみましょう。
そうすると、自分から放出される「あなたが苦手」オーラが消えた気がしてきます。
悪気のなさを理解すること。
あなたとその人がいつもぎこちないのは、お互い2人のせいではないのです。
DNAと育った環境のせいなのだから、しょうがないのです。
諦めましょう。
「諦め」はネガティヴな事ではありません。
なんと、最近の研究では、
そんな研究結果が出ています。
悪気のなさを理解しましょう。
あなたにも悪気はない。私にも悪気がない。
脳を壊さない工夫は、祈ること
私が脳科学に凝っているということもありますが、
祈る事が脳に良い効果があるのです。
許し許される。
相手を許せないと、ストレスホルモンが放出され続け、脳を壊します。
許すことは脳にいいのです。
これは仏教の「慈悲の瞑想」の一節ですが、慈悲の瞑想は、実際に、脳の「島皮質」という部分が開発されることが分かっています。
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相手を解き放つ。
人はそれぞれ、同じものを見るにも、違った位置に立って見ています。
あなたが見た物質Aは、あなたの五感と人生経験から見た物です。
しかし、他の人から見た物質Aは、同じ物でも、別の人生経験から見た物質Aなのです。
自分の自我(信念)のなかに、明らかに違う価値観の人がいると、気になって仕方がない。
しかし、それにこだわっても何もいい事がありませんよね。
自我にひっ絡まってしまった別の価値観を持った人を、解き放ってあげましょう。
と唱えて、さあ次へと進みましょう。
まとめ
- 気まずい場面も、平明な日常として受け流す。
- その気まずさは、自分のゴール達成のためには、意味のない雑念に過ぎないので、やり過ごす。
- 相手の良い所を見つけ、好感を持つと、こちらの相手への苦手オーラが弱まる。
- 現状を変えようと頑張らずに、「諦める事」が、ストレスを減らすことになる場合もある。
- 相手を許し、相手のために祈り、自我から解き放つことによって、自分も相手から自由になる。
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