世の中には、赤面症になりたいという人もいるらしいのです。
とは言っても、そんなこと私は信用していません。
赤面症がどんなに辛いか、身をもって体験しているからです。
しかし、本当に赤面症になりたいなんて人がいるとしたら、どんな類の人なのか、考えてみましょう。
赤面症に憧れる心理とは
「赤面症になりたい」なんていうんだから、ずいぶんと赤面症に憧れているのでしょうね。
案外、そんな人は、あなたみたいな、顔を赤くしながらあたふたしている光景を見て、
「あぁ、あの人、癒し系だな〜、〇〇さんみたいな人っていいな〜」
なんて思っているかもしれません。
赤面症に対する捉え方は、悩んでいる本人と、周りから見ている人間では相当に違いがあります。
たぶん、隣の芝生が青く見えるだけなのだろうと思います。
赤面症になりたい男。いないだろ!
赤面症になりたい人がいるとして、男性で赤面症になりたいヤツっているでしょうか?
私は断言したい。
そんなヤツいるわけないだろ!
それでも赤面症になりたい男がいるとするなら
そんなヤツいないと言っておきながらも、「いるとするなら」を探して見ましょう。
あくまで私のフラッシュイメージで言いますが、
それは、女性を上手く操ってしまうジゴロの様なタイプを目指している男でしょうか。
「私が、この人には必要なんじゃないか?きっとそうよ」
なんて、女性に思わせてやろうなんて考えている男は、赤面症というテクニックは使えると考えているかもしれません。
こんな男いるでしょうか?
サイコパスじゃないですか。
赤面症になりたい女性はいるでしょう
男で、赤面症になりたいというのは、まったくリアリティーがありませんが、女性の中には赤面症になりたい人がいるかもしれません。
やっぱり、男は顔を赤らめた女性を可愛いと思う
これです。やっぱり。
顔を赤くしたくてもならない女性が、ある時見てしまう。
男性の前で、顔を赤らめて下を向いている女性。それを温かい目で見ているイケメン男性。
男性の気持ちを代弁すると、
『顔を赤くして緊張している女性ってかわいいいな、守ってあげたくなるぜ』
頑張っても顔が赤くならないその女性は、それを見て小さな嫉妬を覚えるのであった。
「ああ!私も赤面症になりたいわ!」
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顔が赤くならない人って実際にいるのか
ところで、赤面症とまでは言わないまでも、誰にだって恥ずかしい出来事の張本人になってしまったり、緊張の場面の矢面に立ってしまった時に、顔が赤くなってしまった記憶ってあると思うのですが、これは自分が赤面症だからでしょうか。
この人は、図太いな、この人はどんな時でも赤面することはないだろうなんて思う人間はあなたの回りにいますか?
ラジオで聴いたのですが、経済数量学者の高橋洋一さんは、今まで緊張というものをした事がないそうです。
私も今、学生時代からの回りにいた人間たちを思い巡らせてみました。
ん?
けっこういるなぁ。赤くなりそうもない奴。
いるいる、けっこういる!
好きな女に、もう、ぐいぐいアピールしていくようなタイプの人間いました。
嫌われたらどうしようとか、自分は相手と釣り合うだろうか、そんな発想が全くない奴。
今思い出しても、羨ましい。
そんな奴らのほうが、実は健全なのだというのが今は理解できます。
自律神経の反応にも個人差がある
顔が赤くなるのは、情動反応ですよね。
そう認識していいと思います。
情動反応が発生するのは脳の大脳辺縁系です。
激しいストレス、好きな人の前に立つことも一種のストレスです。
そうなると大脳辺縁系の下にある「視床下部」が影響を受け、自律神経のバランスが崩れてしまいます。
交感神経、副交感神経のバランスが崩れます。
そうなると、さまざまな症状が現れる事があります。
- 頭痛
- 動悸
- 発汗
- 赤面
- 下痢
などなど他にもいろいろ
個人によって症状は様々で、恥ずかしい出来事や、好きな人と面と向かったような時でも、顔が赤くなるという形で表れない人もいるのでしょう。
中には、顔面蒼白になる人もいるようです。
緊張して、トイレにばかり行くなんて言う人の話は聞きますよね。
と、脳科学で考えると、赤面症になりたいと思ってもなれないということになります。
いくら心の中で、恥ずかしい恥ずかしい、緊張する〜と考えても、他の症状が出てしまうわけですから。
自己催眠で赤面症になる
赤面症になりたいなら、自己催眠という方法があるかもしれません。
一種のプラセボ効果です。
その時の感覚と、恥ずかしかった時の情動を重ね合わせるのです。
またはその逆、風呂でのぼせた時に、恥ずかしかった事を思い出す。
これを繰り返す。
これは、『吊り橋効果』と同じ仕組みです。
プラセボ効果+吊り橋効果で、赤面症になれるかも!
でも、赤面症の私から言わせてもらえば、
赤面症なんてなるもんじゃありません!
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