私は断言する。
顔が赤くなることが理由で嫌われることはありません。
顔が赤くなるあなたを見て、「なんか、やだ〜」なんて思っている奴がいるとしたら、そいつのほうがクセのある人間です。
顔が赤くて嫌われたことがありますか?
あなたがこれまで生きてきて、顔が赤くなることで、嫌われた事がありますか?
よくよく考えても思い出してみても、赤面症で人に嫌われた経験がある人は稀だと思いますよ。
嫌われたとしたら、原因は他のところに
あなたが赤面症で嫌われてしまったと思っているかもしれませんが、そうではないと思いますよ。
あなたに対して、嫌いという感情が湧いた人がいたとしたら、あなたの赤面症への恐怖感からくる、挙動の変化に違和感を覚えた。
または、
赤面症の自分を自己否定してダメダメになって気力の無い人間になってしまったあなたを、あるひとは嫌いになったのでしょう。
顔が赤くなるのあなたを見る目は冷たくないはず
顔が赤くなることは、隠そうとしても隠しきれない心の中が、自分の意思に反して表に現れてくるなんとも厄介な現象です。
赤面症を治そうと日々訓練することも人間として大きくなっていくことに対して尊いことですが、赤面症自体を重く受け取らずに、軽い気持ちで付き合っていこうと考えられたら、ちょっと心が楽になるのではないでしょうか。
それには、赤面する自分の内面だけに気を向けるのではなく、赤面しているあなたを見ている相手の心象風景を考えてみることも時には必要です。
あなたは物事を必要以上に深刻に考えすぎているかもしれないのですから。
赤ら顔のあなたに対して向けられる目は冷たくないはずです。
ましてや嫌われることなどありません。
赤面君、赤面ちゃんの評判は決して悪くない
思い出してください。
あなたに対して「顔、赤いよ」と言ってくる人は、あなたのことを嫌いですか?
まあ、デリカシーがない人達ではありますが、決してあなたのことが嫌いではないはずです。
たまに、鬼の首を取った様に喜んで冷やかしてくる許せない奴もいますが、それでもあなたに悪意をもってそうしている訳ではありません。
赤くなっている人に対する相手の対応は
全く気にしない人(気づかない)
これは、とても赤面症の人間からしたら、ありがたい存在です。
こちらに対しては、個人として人間として興味がない。
しかし、そういう人はたぶん、なかなかいないでしょう。
全く気にしないふりをしてくれる人
これは、心の大きい人。
緊張して赤面しているこちらの状態を察してくれて、何事もない様に接してるくれる人。
思わず、心の中で「先生!」と呼んでしまいそうな、懐の深い人。
または、自分も赤面症的な症状を持っていて相手が赤面について触れてほしくないのを分かっていて受け流してくれる。
それか、厄介だからそのことに触れないだけの人。
こちらの赤面が伝染して一緒に赤面してしまう人
これはピュアな人に起こる現象ですが、これはこれで困ってしまいます。
第三者が見ていたら、なんだか微笑ましい風景かもしれませんが。
私の体験でいうと、仕事場である仕事を終えた時に、普段お話したことのない女性が私の所にお礼を言いに来ました。
私は彼女のお礼の言葉に対して普通に対応はしたつもりだったのですが、やっぱりいつもの様に顔が赤くなってしまいました。
そうしたらその女性まで緊張が伝染してしまって赤面させてしまいました。
それ以来、接しづらくなってしまいました。
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なにこの人?気持ち悪いという反応
正直、これが心にズシリとダメージがあります。
両肩がガクンと一段下がってしまいますよね。
しかし、考えてみれば、人それぞれ心の成熟もバラバラです。
相手の心の中まで察して対応できる心の成熟した人はそう多くはいません。
中には、感覚だけで行動している人もいます。
そんなタイプの人には、訳が分からず赤面しているあなたに対して「なんかヤダ」という感情が顔や態度に出てしまう人。
赤面症の対局にいる人です。
どちらかといえば、こちらのタイプの人のほうが世間から少し『変わった人』として認知されているはずですから、あなたは肩を落とさずに心の中で「気持ち悪いのは、お前のほうだ!」と言ってやりましょう。
なにこの人?気持ち悪いと思いながらも普通に接してくれる人
赤面するあなたをに、変な人だと思いながら、あなたに興味がない、眼中にない人。
これは、あなた自身がその人と仲良くなりたいのなら話は別ですが、そうでなければそのままにしておいていいでしょう。
赤面症は決してマイナスにならない
このように、対面した相手の態度について考察してみると、人生において赤面症はけっしてマイナスにならないことが分かります。
あなたがマイナスに感じる事象があったとしたら、上に挙げた通り、相手方のパーソナリティが未成熟であることのほうが多いと考えられますし、なん度も言いますが『照れる』ことは日本の社会では、あまりマイナスには働かないと思います。
そして、上司の前でも、恋人の前でも、照れることを恐れているあなたが、すこしでも積極的な行動を見せれば、それは大きな成長に見えるのです。嫌われることは心配いりません。
赤面症のことはほっといて、普段の行動を少しだけ積極的にしてみると、違った景色が見えて来るでしょう。
以上の事から考えても、赤面症の自分を自己否定する必要性は全く無いのです。
自己否定するとあなたは嫌われてしまいますよ。
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