自意識過剰を克服する方法を考える

自意識過剰の人を、少し離れたところから観察していると、滑稽にみえることがあります。

たいていの人は、自意識過剰の人など目に入らないものですが、偶然そんな人に気づいてしまうと、気の毒になる程です。

しかし、その逆の場合も多くありますよね。自分が周りからどう見えているのか気になってしょうがなくて気が変になりそう。

そんな悩ましい自意識過剰を克服する方法はあるのでしょうか。

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自分が自意識過剰だと自認できればマシです。

自意識過剰に気付かない人もいる

自分が自意識過剰だと、自分自身で気付いている人と、気付いていない人がいます。

自意識過剰に気付いている人は、赤面症やあがり症に苦しんで、何とか克服しようと、悩んで悩んで、本を読んだりインターネットを徘徊したりして「自意識過剰」というキーワードに心当たりを感じて調べまくっているのでしょう。

自分って…。何で自分は…。自分を何とかしよう…。まさにこれが自意識過剰。

自意識過剰の自分を自認できていれば、自意識をコントロールできる余地はまだまだ残っています。

いやまてよ、自認しているからこそ悩んでしまうのか、本当に克服できるものなのか?

自意識を上手く利用して自らを向上してゆく人に学ぶ

あなたと違って、自意識過剰に気付いていない人がいます。しかし、自分を意識する事にはプラスの面もあります。

例えば、ある野暮ったい雰囲気の女性がメディアに取り上げられ、人目を気にかけるようになり、皆が自分を見ていると感違いして、アレヨアレヨと見た目も洗練された人になっていくなど。

実際は、街で歩いていてもそれ程注目されていないにも関わらず、自意識がその人の振る舞いを良い方向に導いていく。そんな自意識過剰ならあなたも胸に持っておいてもいいんじゃないですか。

実力が後から付いてくる横綱もいた

大相撲の横綱の中には、横綱になるほどの力はないんじゃないのか?という実力でも運良く横綱になってしまった人もいます。しかし、皆の予想を覆して名横綱になった方もいます。

大横綱の千代の富士も横綱昇進は26歳と比較的遅く、親方から「辞める時はスパッと辞めような」と言われていたそうです。

本人の努力もあったでしょうが、横綱という地位に、人間が後から追いついていくという良い例だと思います。(偉そうに語ってすいません)

このように、自意識をプラスに働かせていけたなら、あなたの自意識過剰も克服するというより、上手く付き合っていくことが出来るのではないでしょうか。

自意識過剰は可笑しくて笑える?

自意識過剰を笑ってみよう

自意識過剰を克服しようと悩んでいる人にとっては不謹慎かも知れませんが、自意識過剰にまつわる、思わず笑ってしまうような話題は、身の回りにいくらでもあります。私の周りにも、あなたの周りにも。例えば、

  • 何も悪い事をしてないのに、警察官が立哨している前を通ると、歩き方がぎこちなくなって怪しまれてしまう。
  • 自意識過剰すぎるおじいちゃんの、誰が見ても分かる浮き上がったカツラ。もう諦めなはれ。
  • 誰もいないと思ってトイレの鏡の前で頭を斜めにしてポーズをとっている奴の背中側を通る時の空気感。(爆)
  • お前の出番じゃないという緊急時に、「俺の仕事だ!」と焦ってしゃしゃり出て、ただただ流れの邪魔をしている奴(私)
  • そんなに会話をした事がない他の部署の女子社員が風邪で2、3日お休みして出勤してきたのを見て、何と声を掛けようか深刻に悩んでしまう。(私)

第三者視点で見るとアホです。

克服するには、やはり第三者の視点が必要

自意識過剰のひとは、まさに意識が自分に向き過ぎています。自分に対する理想が高いのかも知れません。

しかし、誰もが、「成りたい自分」になれるわけではありません。理想の人間に近付こうとして頑張るのも悪くわないですが、行き過ぎは良くありません。

目の前で、いろんな出来事が起きた時、直ぐに自分を中心に物事を捉えるのではなく、第三者の視点で物事を見る。

自分の「好きだ」「嫌いだ」「嬉しい」「恥ずかしい」…を一旦横に置いておき、目の前の事象を、映画でも観ているように、少し離れたところから風景の中の一部分として、「自分さん」を見る。

「Aさん」「Bさん」「自分さん」を同列に見てあげる。「自分さん」を贔屓したり、「自分さん」にだけ厳しくしない。 これで、気が楽になれれば、、儲けものです。

 

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