受け身な人生を改善して「与える人」になりましょう

運良く周りの環境や人からの愛情に恵まれて、受け身な人生を長い間すごしていることに気づかないことがあります。

私もそうでした。

環境が変わり、自分を委ねる相手が誰もいないことに戸惑う。

「与える」生き方を身につけて豊かな人生を送りたいものです。

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愛情に包まれ過ぎて大人になるまで気づかない事

愛されすぎて育ってしまうと受け身のコミュニケーションだけで生きてきた事に気づかない事があります。

あなたは人から、引っ込み思案だとか、シャイだとか言われる事が多いと思います。

その反面、慣れてしまったグループの中では内弁慶だと上司に言われてしまったり…。

人に近づけない野良猫の心

あなたの性格は、物事に対して凄く慎重で、他人に対して自分の内側を見せることの危険性に無意識に身構える癖がついてしまっていると言ってもいいでしょう。

言い方としては失礼かもしれませんが、人間と関係を築かずに育った野良猫と、子猫の時に人間と関係を持った事のある猫や飼い猫との違いに似ています。

子猫の時に、人間と関係を持たなかった野良猫が、人間に対してゴロニャーンと体を触らせるようにさせるのは至難の技です。

仲間の猫が近くで人間に抱っこされて幸せな表情をしている近くで、その術を見出せず距離をとって見ているだけの猫さん。

そんな野良猫を見て、あなたはどう思われますか?

たぶんこの猫は一生、人間の優しさと温もりを知らないままなんだろうなぁと思うことでしょう。

誠に失礼ではありますが、赤面症のあなたは、この野良猫の状態です。

自分が受け身の生き方をしてきた事に気付く事

人間も含めた動物は、大概は子供の頃には親からの無償の愛情を受けて育ちます。

しかし思春期を迎える頃、独立心が育ち始め、自分の社会性が育っていく過程で皆、無償の愛情を受けているだけでなく、感情の返報を身につけ始めます。

しかし、シャイな人は、無償の愛情を受け過ぎた状態で随分と時間を過ごしてしまったためか、自分のほうから他人に対して愛情を表現するという作業が今ひとつ育たなかった可能性があります。(それは私自身の性格からそう感じているわけですが)

「与える」ことをした記憶がない小学生時代の思い出

思春期を迎える前、小学生、遅くとも中学1年生くらいでしょうか、その頃の私は、思い出してみても自分から友達を誘って自分が何かを企画をして遊んだ記憶がないのです。

友達と遊ぶにしても、クラス対抗で野球をするにしても、知らず知らずに勝手に決まっている感じでした。

それでも何の不自由もなく楽しく子供時代を過ごしていました。

女子と楽しく会話して授業中に先生に叱られた事もあります。

しかし今、思い出してみればそれも、周りにいる明るい女子への行動に対するリアクションで楽しい時間も成り立っていたのだなぁと、後になって振り返るのでした。

無償の愛情だけを受けて、それに対してYes、Noだけ生きてきた子供が、大人になる過程では、周りの人に対して愛情を表現する、または受けた愛情に対してお返しすることを学んでいくのが通常の人の成長の姿です。

しかし、そこに気づかずに、自分から与える行為を身に付けずに思春期を過ごしてしまうと場合によってはコミュニケーションに不都合が生じてきます。

自分はこんな人間じゃないはずと、環境が変わって驚くことも

運悪く周りにあなたを包み込むような人間が存在しないと、あなたの周りに人が居ないという状況が起きてしまう事もあります。

たとえあなたがとても優しい人だとしても。

こんな経験ありませんか?前の職場ではみんなとワイワイやっていたのに、会社を変わった途端、自分が根暗だったのかと驚くほど周りとコミニュケーションが取れなくなってしまったというような。

振り返れば前の職場には、話を振ってくれたり、突っ込んで笑いに変えてくれたり、昼食に誘ってくれたりした人が多くて、自分の消極性が見えなくなっていただけだった事に気付かされる。

これが同じ自分かと疑うほど周りからの見方も変わってしまって落ち込んでしまった。

これは私の体験ですが(汗)

小さな無償の愛を「与える」ことをしてみましょう

シャイなあなたは、自分から何かを人に与える習慣が身に付いていないのでしょう。

しかし、生きて行くためにそれが必要だという事も同時に分かっていると思います。

人の温もりを知らない野良猫とあなたの違うところはそこなのです。

苦手だけれど他人とコミュニケーションを取ろうとして頑張って緊張してドキドキして赤面してしまう。

他人に対する無償の行為が身につかなかったので、今ひとつ、自分の与えるものに自信が持てないのです。

自信が持てないので、ついつい弱い立場になってしまいます。

こんな自分でいいのでしょうかと。

自信を持ちましょう。

そして相手はあなたが思ったほど、あなたを意識していません。

そして、あなたにも相手にも負担にならない程度の小さな事を、他人に与える練習をしましょう。

「飴ちゃん食べる?」くらいのことでいいと思います。

そこから始めましょう。

 

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